徳之島応援プロジェクト
★三町合同懇談会★
徳之島応援プロジェクトのメンバーである山本さんから、5月26日に行われた懇談会のレポートが送られてきたのでご紹介します。
5月26日、天城町、徳之島町、伊仙町の各町の町長をはじめ、役場の方々、また徳之島の産業を現場で担っている各産業の代表者や有機農業家の方まで、様々な分野の多くの方と共に懇親会を開催しました。
委員長の講演は、関生の運動を紹介し、新自由主義に対する批判などの国際情勢から、モリカケ問題や日大アメフト部の反則タックルに共通する構造についての解説などの時事問題まで多岐にわたりましたが、どの話題にも通底する思想と信念が伝わってきました。
私は一番後ろの席から講演を聞いていました。講演中の会場は静かながら、どの参加者方も積極的に耳を傾けていることが背中から感じられ、会場全体の空気が良い緊張感を生んでいて、有意義な講演会になっていたと思います。
また、「島内で必要なものは島内で作る」という委員長の提案に伊仙町長が「必ずそれを実現させよう」と決意表明されたことも、素晴らしいことだと思いました。
「自分たちの食べるものを自分たちで作るということが、本質的な豊かさや強さに直結する大事な要素である」という思いを持って徳之島に農業を学びに来た私にとって、嬉しさと安心を覚えた瞬間でした。実現可能な方法は何があるか、頭の片隅に置きながら日々の作業に取り組みたいと思います。
●島民のパワーを実感。繋がりを大切にする●
講演会後の懇親会にもほとんどの方が参加し、講演会とは打ってかわって、徳之島らしいくだけた雰囲気のなか、ほぼ一時間延長して今回の懇親会は終わりました。
会を通して、徳之島の人たちのパワーを改めて実感し、身が引き締まる思いでした。
これからも島の人たちの話によく耳を傾け、島のことを知り、溶け込んでいくことが大切であると実感。色々な場所や人と繋がりを作りながら、日々の農作業を疎かにせずに、丁寧に取り組みを継続しようと強く思った懇談会でした。
<記事:徳之島応援プロジェクト 山本 >
【 くさり7月号より 】